その旅の始まりは今振り返れば、社会見学として遠くへ出かける前の、実の姉の家に泊まった数日間から始まる。
それこそ超個人的な、”家族”のことだけれど私にとって根っこを見る大切な夜だったので記録。

本当ーにたまたま。私が姉の家に泊まることにしていた2日目の火曜日、弟も札幌にきていて、私が22時すぎに帰宅したら弟と姉が向かいあって座っていた。
姉と私と弟。成人してから3人で過ごしたのは初めてじゃないかな?仲はそこそこ良いと思いつつ。
“実家はない。親はいま名寄に住んでいるけれど” 生まれは札幌だけれど転勤族だったがために生家がなく、ひとに実家を聞かれたときに姉も弟もこれまでそう答えていたことを知り、なんだかほっとした。私たちにとって当時なじみのない土地に引っ越した両親の家をいまだ実家と呼べずにいる、子どものような私たち。みんな一緒だった。
実家ってなんだろう。ずっと在るお家、に憧れていた。
全員30歳を超え、過去のことを過去として振り返れるようになった。
学生時代のあの頃、どんな風に家族のことをとらえていたか。今までなににふたをしてきたか。
互いに初めて知ったことがたくさん。 「家族とは」、を思う夜。




そしてこの日の夜は母が名寄から泊まりに。また過去の話や今の話を。

とことん、私たちにとって珍しく家族の関係について話し合って考えた2日間でした。
社会見学…世の中の素敵な方々に会いに出発する前に、たまたま訪れた自分の根っこを家族と振り返る機会。内を見て外を見る。恵まれた流れだったなぁと思う。さて、明日からは社会見学へしゅっぱーつ!
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